遺品整理してできた絵画

絵画・美術品に関する終活の必要性

体力の低下家と共に、自分が所持しているものの整理は難しくなってきます。

なぜなら、体力と物の増え方は反比例しているからです。家族の負担や自分のためにも生前整理をしてみてはいかがでしょうか。

家族や親族の負担を減らす

自分が亡くなった場合、家族や親族の負担を減らすために、生きている時に所有物を整理する人が増えています。

これを「生前整理」といいます。生前整理は、生きているうち遺品を処分して家族の負担を減らすだけでなく住居の片付けにもなり、体力のあるうちに行っておこうと考える高齢者も少なくありません。

生前整理をしていると、購入したことをすっかり忘れていた高価な美術品が出てくることもありますが、絵画や骨董品などの美術品は、素人ではどれくらいの価値かわかりません。そこで、絵画や骨董品などの美術品買取業者に鑑定してもらいましょう。

もしかしたら、高価な価格で売却ができるかもしれません。

自身が納得できる方法を決められる

生前整理で出てきた絵画や骨董品などの美術品を売るなら、絵画や美術品買取専門店で鑑定をしてもらいましょう。餅は餅屋という諺もあるように、美術品を専門に扱う業者や専門家でないと、その真贋や価値を判断できません。

売却価格は、中古の絵画でも数万円から数百万円の価格で取引をされているものもあり、絵画の種類によって差があります。生前整理で出てきた絵画や骨董品を、リサイクルショップやネットオークションに安易に売ってしまうと、非常に安価で買いたたかれてしまうため、注意が必要です。

プロの美術品鑑定士が在籍する買取専門店で絵画を買い取ってもらえば、購入した本人が納得いく価格で絵画や美術品を売却できるでしょう。

専門家に鑑定してもらう

生前整理でできた絵画や骨董品などの美術品は必ず、専門家に鑑定してもらいましょう。

絵画や骨董品は、作者や時代により、それぞれ鑑定士の専門分野が分業されています。例えば仏画というアイテムがあります。仏画だけでも、仏伝、本生譚、浄土変相図(当麻曼陀羅など)、来迎図、二河白道図、六道絵などの仏教説話画、祖師絵伝、絵巻、祖師図、禅宗僧の肖像画など多岐にわたります。

仏画一つだけにしてみたも、それぞれ鑑定士がいます。つまり絵画・美術品買取専門店でも、鑑定士が店主のみだったり、在籍人数が少なかったりする買取店では、絵画本来の価値で買い取ってくれません。買取専門店の中でも、さまざまな種類を扱っているお店、それぞれの分野に詳しい鑑定士がいる絵画・美術品専門店で上手に生前整理をしましょう。