終活における遺影の必要性
最近は終活で、遺影を選んでおくという人が増えています。
その理由として、考えられるのは自身の葬儀の際に使われる遺影は自分の気に入ったものにしておきたいということが挙げられるでしょう。
確かに遺族に任せておくと、自分にとっては気に入らないような写真を遺影として選ばれてしまう可能性もあります。
何と言いましても、お葬式で一番目立つのは遺影でしょうから、自分自身のこの世で最後のオンステージとも言えますから、本当に自分が気に入った写真を飾ってほしいと思うのも無理のないことです。
遺影を用意する際のポイントは沢山ある
それでは、遺影を用意するとなると、どんなことにポイントをおいたらよいかといいますと、まず考えたいのはいつ撮った写真にすると良いかということです。
いくら気に入ったものが良いと言いましても、余り若い頃の写真だとイメージが違いますから、ある程度、最近のもので一番気に入ったものが良いでしょう。
旅行先で撮ったもので良いでしょうし、写真館や葬儀屋でも遺影の撮影を行っているので多少の費用は掛かりますが、撮ってもらうのも良い方法です。
遺影のために、毎年撮影しているという人も少なくないと言います。
もしも、何らかの事情で外に行かれないのであれば、自宅に出張してくれるお店もあるようですから、活用しましょう。
服装も大きなポイントですが、最近は特に決められていませんので、お気に入りの服が良いのではないでしょうか。
因みに、昔は喪服の写真を飾るということになっていたようで、わざわざ業者が喪服姿に加工して遺影を作っていたようです。
但し、帽子や眼鏡は顔立ちがはっきりしなくなってしまうので、NGになっているところもあります。
わざわざ遺影として撮るのであれば、男性でも女性でもスーツ姿やワンピース姿が無難かもしれません。
写真のサイズは四つ切ですが、引き伸ばし等できますので、こだわらなくても良さそうです。
ピントがあっている良い写真の方が引き伸ばしても綺麗ですから、やはり撮影はきちんとしておいた方が良いでしょう。
仏壇に飾る遺影はL判で良いようです。
たとえ、多少の傷等があっても加工して綺麗にしてくれるようなので、その辺りは安心できます。
遺影の際のメイクも気になるところですが、写真館や葬儀屋で遺影撮影をする場合は、プロにメイクしてもらえます。
メイク料込の遺影撮影ということで、お値段は多少高くなりますが、最後のオンステージですから美しくありたいものですから、多少の金額を出しても良いのではないでしょうか。
遺影写真撮影会を催すこともあるようで、モデルや芸能人のヘアメイクを担当するする技術者が綺麗にお化粧やヘアセットをしてくれ、プロのカメラマンが撮影してくれるというのですから、スター気分になれて楽しそうです。
人生最後というと、暗い気持ちになりますが、このように綺麗な遺影を残そうと思うと、日頃のスキンケアにも磨きがかかるでしょうから、気持は前向きになります。
葬儀に訪れる人たちには、笑顔の美しい遺影を見てもらいたいものです。