葬式の種類を決めておく

忙しい葬式の準備を軽減できる

同じ冠婚葬祭の行事として葬儀と結婚式はよく並んで比較をされることがあります。

ですが結婚式・披露宴は準備のために十分に時間をとることができ、急ぐ事情がないかぎりはほとんどの人が半年~1年くらいの時間をかけてじっくり準備をしていくようになっています。

しかし葬儀・告別式の場合は自分でいつ開催するかということを選ぶことができないので、ある日突然に身内の訃報を受け取りわずかな時間の中で準備をしていかなければいけません。

法律により医師から死亡の診断を受けてから最低でも24時間は安置をし、それから火葬をすつように定められているのでもっとも早く準備をして死亡より2日後が葬儀の日ということになります。

逆にどのくらい後まで葬儀を延長できるかということですがこちらについては特に決まりはありません。

とはいえ一般葬や家族葬の場合には、亡くなった翌日にお通夜をしその翌日に告別式をして火葬をするというふうになっています。

たった1日の間の、しかも急に身内が亡くなったというショックの時間の間にお通夜と告別式の手配をすべて整えるというのは本当に大変です。

そこで信頼のできる葬儀社にお願いしたり、比較的身動きがとりやすい少し遠い親類の助けを借りたりしていくことになります。

ですがその葬儀をどのような規模で行い、誰に参列を呼びかけるかということは生前にしっかり意志の確認がとれていないとなかなか遺族だけでは決めにくいものです。

そこでエンディングノートや口頭などで、自分はどんな葬儀を望んでいるかということを伝えておくことが、短い時間の中の作業の最初の問題を解決することができます。

先に予約をしておくこともできます

葬儀の手配で一番困るのが、時間が少ないためいくつかの葬儀社や葬儀会場の比較をすることができないということです。

結婚式であれば実際に会場をまわり、サービスの良し悪しや予算に対しての内容を確認することもできるのですが、葬儀においては紹介をされる会社にすぐお願いしそのまま見積もり通りにお願いするというのが通常です。

依頼する葬儀社によってそれほど極端に料金が変わるということは基本的にはないでしょうが、それでもより自分たちの意志を尊重してくれることろに依頼をしたいと思うものでしょう。

生前から葬儀社に連絡をしておくことで、どういったプランがありいくらくらいでできるかということを自分で選ぶことができます。

先に見積もりをとっておけばいざというときに電話一本でそのまま予定していたプランで葬儀の手配ができ、遺族の気持ちもだいぶ安らぐことでしょう。