一日葬について

お通夜をはぶき一日で葬儀を終えることができる

年々「できるだけ手間とお金をかけない葬儀」を希望する人が増えてきている現在ですが、その中の一つとして通常お通夜・告別式という2つの式がなければいけないところを1日でまとめた「一日葬」というものがあります。

一般葬や家族葬として行う葬儀の場合にはまず病院で臨終の確認があってから葬儀社に連絡をし、自宅に搬送・安置をしたのち納棺をして式場に運びます。

ここで通常ならお通夜を行いその夜一晩を挟んで翌日に告別式をし、終了してから火葬をするという流れになります。

ですが一日葬では自宅から式場まで納棺したら、お通夜をせずにすぐに告別式をしてそのまま火葬という流れが取られます。

お通夜と告別式を別に行うときには最低でも2日間近親者が拘束されることになりますが、それを一日で終えることができるというのが大きな特徴となっています。

少人数だけで行う式に限定されます

一日葬が多く選ばれるようになってきた理由としては、家族や親族が遠方に暮らしているということが増え、葬儀のためにわざわざ泊まってもらうというのが申し訳ないという気持ちがあるからです。

冠婚葬祭とはいえ仕事の都合であまり長く休むことができないという人もいるでしょうから、そうした人への配慮という意味もあります。

ただし一日葬の場合には一般葬のように大勢を招くようなことはせず、多くても10~15人くらいのごく少人数で行う場合に限定するということが条件になります。

できるだけ簡単に葬儀をすませたいけど、最低限のお別れのための時間が欲しいという時には一日葬はとても便利な方法となります。

ただ一日葬の取り扱いは全ての葬儀業者で行っているわけではないため、追加料金などを発生させなためにも事前に確認をとっておくようにしましょう。