墓石の価格はどこで決まるか
新たに墓石を手配するというときには、だいたい100~200万円くらいはかかかるものと思った方がよいでしょう。
全国平均ということでは約162万円くらいというふうに言われています。
確かに墓石は普段の生活の中で見かけるような材質とは全く異なるものが使用されていますし、刻印などにも高い技術が必要であるだろうことはわかります。
それにしても石に200万円近くの価格がかかるというのはなんとなく理解できないというところもあります。
そこでより自分で購入する墓石の価格に納得できるようにするために、墓石の価格はどういうところで決まりどこが選定のポイントになるかということを知っておく必要があります。
同じ数百万円でもその内容がどこにいくらかかるかがわかれば、こだわりたい部分と削りたい部分を明確にすることもできます。
価格を決める墓石の4大要素
墓石を発注するときにその価格を左右するのは「使用する石材の種類」「使用する石材量(墓の大きさ)」「石への加工の種類」「現地への設置工事料」の4つの要素です。
特に注目してもらいたいのが石材の種類による価格の違いで、実は私達が墓石として使用している石材は国産で約50種類、海外産のものが約100種類と非常に多いものが使用されています。
この中にはもちろん高い石もあれば安価な石もあるわけで、上下の差は数十倍にもなるということもあるようです。
同じ石を使用するにしても産地や等級によって価格が変わることもあるので、もし同じ素材同じ大きさの墓石がお店によって極端に価格が違うときには安い石材を使っているのではないかと思われます。
「石材量」や「加工費」は納得できる理由ですので説明は省きます。
最後の「設置工事料」ですが、これは実際に置かれる墓地の場所がどういった環境にあるかということが大きく関係してきます。
遠方に出張しなくてはいけなかったり、足場の悪い山中を移動しなければいけないというときには当然費用も高くなります。
もし工事が難しいところに設置するときには、石材量が大きくなるほどさらに料金が増えるなどの事情もあります。