特定の宗教に属していなくてもお墓は作れる
お墓を作るというとどうしても●●教という既に決まった形式のうちどれかを選ばないといけないような気がします。
ですが日本人は戦後から急激に宗教観を薄くしており、一応は家はどこかの檀家に属してはいるものの葬式以外ではまず滅多にお寺には行かないということもよくあります。
生まれた土地から離れて遠方で家庭を持っているという人になると、わざわざ実家の檀家に連絡をしてお墓を作ってもらうというのもかなり面倒です。
そこで特定の宗教に属さない、無宗教としてお墓を作るというスタイルもここ最近では増えてきています。
霊園として募集をしているところの多くが「無宗教・全ての宗派OK」としており、誰でも空きスペースがあれば自由にお墓を置くことを申し込むことができます。
個性的な墓石を使用する人も
各宗教ごとの墓石はそれぞれの慣例に従い独特の形をしています。
無宗教のお墓ではそうした決まりがないので、本人もしくは家族が自由に形を決めて置くことができるようになっています。
実際ほとんど石像のような彫刻を墓石にしていたり、アニメキャラやマンガの言葉を石碑に刻んだりするということもあるようでです。
無宗教として埋葬する場合であっても個人ではなく家単位で墓を持つスタイルをとることもよくあり、墓石の中に遺灰を収納することができる構造となっています。
無宗教ならば埋葬時期も四十九日など日数にこだわることもないのですが、一応の基準として仏教行事に合わせてお参りや供養をするということもあります。